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日本のタミフル消費量は非常に高い

カプセル

タミフルは抗インフルエンザウイルス薬として販売されて以来、日本では多くの患者に処方されてきた治療薬です。
世界で2番目に開発されたものですが、内服薬として飲みやすいことからどの年代でも利用がしやすく、カプセルやドライシロップなど、様々な剤形が用意されているので、薬が嫌いな子供でも工夫して飲ませることが可能となっています。
日本のインフルエンザの治療現場では、検査キットによって陽性となった患者だけでなく、陰性でも可能性があれば処方され、重症化しやすい小児や高齢者、仕事に早く復帰したいと考えている社会人などで使用されます。
日本の消費量は世界でも非常に多く、全体の75%以上が日本で消費され、2位のアメリカでも20%と、他を大きく突き放しています。
消費量が多い理由は様々ですが、最も大きな理由としては日本の医療制度によるもので、健康保険が治療薬に適応される点でしょう。
病院側としては点数を稼ぐために治療薬をどんどん処方したいという気持ちがあり、患者側からすれば治療薬を使用して病気を早く治したいと言う気持ちがあるためです。
予防接種を受ければ感染を防げますが、日本の医療制度では予防目的による医療行為は保険が適応されないため、予防接種をせずにインフルエンザに感染したときのみ治療を受けるようになっています。
治療であれば健康保険が適応されるので、医療費を安く済ませるために予防をしない人がほとんどです。
また、海外では治療薬に保険が使えず非常に高価なものとなっているので、簡単に処方することはできず、自然治癒による方法か、ワクチンの予防接種を中心にしています。
また、多く使用すると耐性菌を作る可能性があるので、その点を考慮して処方していないところもあります。その結果、日本と他国でタミフルの消費量に、大きな差が現れるようになっています。